日々病人ゲーマー

病人とゲームの雑記、たまにアニメ

はじめてのおつかい、初めてのクエスト

 

そうだね現実は叱られることが多いから、せめてゲーム中や褒められたいよね。

 

でもこういったゲームの褒める装置ですら、現実逃避や逃げや甘えとかいう頭の固い大人がまだまだいるし、だからこそドラクエ5の実写化映画の落ちもああいった叱るオチになってしまったのかもしれないね。いや病気で体力ないからまだ映画見てないんだけれど

 

愚痴っぽくなるのは良くないので閑話休題。こういった褒める装置としてのゲームの種類としては、やはりRPG形式のゲームが適任という感じはする。クエストはしばしばお使いと言われるし、良いゲームのレベルデザインは「はじめてのおつかい」のチュートリアルが丁寧で、報酬としての褒め方も上手になっている。

 

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どこかで感想を書こうかなと思っていたけど、この「 Ever Oasis 精霊とタネビトの蜃気楼 」は、アクションRPGとしてまさに褒める装置の仕組みが物凄く上手に出来ていて、名作と言っていいと思う。

 

色々なおつかいをすると水の精霊イスナに褒められて、そしてオアシスが発展して様々な仲間がどんどん増える。仲間や住民の依頼を受けると、また褒められて報酬が得られる。シンプルなアクションゲームだが、イスナを始めとして街の住民は皆優しく、できることがどんどんアンロックされていくのはゲーム的にも大変楽しかった。

 

というか水の精霊のイスナが良いお姉さんキャラで、やっぱり男の子ならお姉さんにクエストクリアして褒められたいよなあ! ちなみにキャラデザは艦これの大和や雪風でおなじみのしずま氏であり、それ以外の世界観やビジュアルの抜群に良いのでファンタジーの雰囲気も抜群である。

 

惜しむらくは3DSの流行も終わりという時期や、2017年にニンテンドーSwitchが出たこともあり、隠れた名作ポジションになっているのは仕方ない。それでも「おつかい」をクリアすると褒めてくれるし、ゲームとしてもできることがどんどん増えていくという楽しさを凝縮したようなゲームシステムは秀逸だと思う。

 

ちなみにこの作品のプロデューサーは「聖剣伝説」シリーズを作った石井浩一さんが務めており、アクションゲームとしても楽しめる難易度になっているのも流石だなと感じた。